- 医学博士
- 日本感染症学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定医
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
- 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
- 日本エイズ学会認定医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
梅毒と診断され、治療を開始したのち、「体が赤くなってきた」、「体に赤い皮疹がでた」、というような皮膚の異常がでるかたがいらっしゃいます。この状態は、「薬を飲んで何日目くらいか」という情報が重要で、それにより考えられる状態が変わってきます。
①内服薬開始後、約24時間以内
これはJarisch-Herxheimer(ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー)反応といい、体内の梅毒が治療を始めたことにより大量に破壊され、その反応として全身の発赤や発熱、倦怠感などが出現することがあります。
治療開始後全員に起こることではなく、一部の方で現れます(第1期梅毒では約半数に、第2期梅毒では半数以上)。これは自然に良くなるため、特別な治療は必要ありません。
梅毒治療開始後24時間以内の皮疹・発疹は、様子をみて問題ないでしょう。
②内服薬開始後、約1週間くらい
この頃に皮膚に異常が出るものは、「薬疹(やくしん)」と言って薬の副作用であることが多いです。
写真のように、全身が真っ赤になることもあります。重症例では口の中や、目などの粘膜に病変が出てきますので、そうなる前に薬は中止し、受診をお願いいたします。薬疹とわかれば、内服薬を変更し、治療を継続します。
梅毒治療開始後約1週間程度で起こってしまった皮疹・発疹は、薬の副作用のことがあるので、品川区五反田の当院にご相談ください。保険診療(自覚症状のある方)・自費診療どちらも対応しております。