リスク・副作用・海外製薬品の使用に関して

2021.02.06 医療情報

リスク・副作用・海外製薬品の使用に関して

治療に係わるリスク・副作用

 

どんな薬でも副作用が出てしまう可能性はあります。肝臓や腎臓に障害が出ないか、定期的な検査が必要です。

症状として吐気、下痢、頭痛、皮疹等が出る方もいます。

また、慢性B型肝炎の合併がある方がPrEP・PEPを中止する時には慎重な判断が求められます。事前に医師にご相談ください。

 

海外薬品の説明

 

TaferoEM®(海外製)

  • 未承認医薬品等であることの明示
    デシコビ®の海外製ジェネリックであるTaferoEMは、抗HIV薬として国内では承認がされておらず、適応外使用になる為、厚労省との正式な手続きを経て、輸入薬を使用しております。
  • 入手経路等の明示
    株式会社つばめLaboを通じて輸入しております。
  • 国内の承認医薬品等の有無の明示
    有り
  • 諸外国における安全性等に係る情報の明示
    海外では広く使用されているジェネリック薬であり、デシコビ®と比べ安全性に大きな差はありません。Hetero社から販売されている薬剤です。
  • 救済制度の有無
    国内生産の医薬品を内服した際に、万が一重大な副作用が出たときに利用できる「医薬品救済制度」は、このような海外医薬品には適応されません。輸入品をご希望される方は、ご理解の上ご利用ください。

 

Instgra®(海外製)

  • 未承認医薬品等であることの明示
    テビケイ®の海外製ジェネリックであるInstgraは、抗HIV薬として国内では承認がされておらず、適応外使用になる為、厚労省との正式な手続きを経て、輸入薬を使用しております。
  • 入手経路等の明示
    株式会社つばめLaboを通じて輸入しております。
  • 国内の承認医薬品等の有無の明示
    有り
  • 諸外国における安全性等に係る情報の明示
    海外では広く使用されているジェネリック薬であり、テビケイ®と比べ安全性に大きな差はありません。Emcure社から販売されている薬剤です。
  • 救済制度の有無
    海外製の医薬品であるため、国内生産の医薬品にのみ適応される「医薬品救済制度」は適応されません。海外製をご希望の方は、この違いについては ご理解の上で、ご選択頂くようお願いいたします。

記事執筆者

KARADA内科クリニック 五反田

院長 佐藤 昭裕

KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医。

総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。性感染症(性病検査)も専門とする。
「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。

東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。
-著書『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』
●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演中 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

認定資格

  • 医学博士
  • 日本感染症学会専門医・指導医
  • 日本内科学会認定医
  • 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
  • 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
  • 日本エイズ学会認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 臨床研修指導医(厚生労働省)
  • 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)

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