- 医学博士
- 日本感染症学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定医
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
- 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
- 日本エイズ学会認定医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
梅毒がここ数年流行しています。
こちらの記事にもあるように東京都内で特に増加傾向です。
詳細はこちら→外部サイト
男性も女性も感染者数は増えており、自覚症状が何もない「潜伏期梅毒」の状態で診断される方も多いです。
この記事にある数字は、届け出を医療機関がしっかり行った数字ですので、診断しても届け出を忘れてしまったりするとカウントされません。実際の感染者数はもっと多いはずです。
また、梅毒の恐ろしい所は、「コンドームを使用しても防げない可能性がある」というところです。
梅毒はトレポネーマと言われる病原体で、ワインオープナーのような構造になっています。ワインオープナーはコルクを突き破るためにらせん状になっていますよね?梅毒も皮膚・粘膜を突き破るためにらせん状になっています。他の性感染症(性病)とは違い、尿道や膣などの粘膜面だけでなく、皮膚からも侵入するので、コンドームで覆えていない部分が、相手の梅毒病変部に触れてしまうと感染してしまうのです。
なので、「どういう時に梅毒を疑った方がいいですか?」と聞かれることがありますが、その答えは非常に難しいです。一つは、陰部にしこりなどができたり、手や身体に赤い湿疹のようなものがでたときです。もう一つは、「セックスをしたことがある人」になってしまうと思います。
ここまで流行してしまうと、症状がない人でも「セックスをしたことがある人」は積極的に検査をしていただき、感染がわかった時点で早期に治療を行うことが最重要です。 当院ではその日のうちに結果がわかる即日検査と、3日程度で結果がわかる通常検査の2種類ご用意しています。即日検査は7,000円(税別)、通常検査は4,000円(税別)となっています。
なお、過去に梅毒に感染したことがある方は、即日検査では現在の感染かどうかわからないので、通常検査をお願いしております。