- 医学博士
- 日本感染症学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定医
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
- 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
- 日本エイズ学会認定医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
当院は実際にHIV感染症を治療しており、東京都が指定する限られた医療機関です。
HIV患者さんを診療・治療するには高度な専門知識が必要となり、エイズ学会認定医による国内ガイドラインに沿った診療が受けられます。
情報番組スッキリや世界一受けたい授業をはじめ、メディアに多数出演し感染症の情報を発信している感染症専門医師が監修しています。
渋谷院はスクランブル交差点すぐ。五反田院は駅から徒歩1分。
クリニックに来院出来ない方は、スマホ1つで受診・処方(購入)する事が可能です。
KARADA内科クリニック院長。医学博士。
日本感染症学会専門医。 総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。性感染症(性病検査)も専門とする。 「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症 東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。
適切な予防なしに性行為を行ってしまった後などに、抗HIV薬を内服してHIV感染を予防する方法です。
どういう方が曝露後予防をするかというと、「セックスのあとに相手がHIV感染症と判明した」「レイプ被害者(女性でも男性でも)」があげられます。
「どれくらい予防効果(確率)があるか」ということについては、実はあまりデータはありません。
しかし、予防をしっかり行う事により99%以上の予防効果があるといえます。
なぜなら医療従事者においては、セックスよりもリスクの高い針刺し事故(誤ってHIV感染者に使用した針を、自分自身に刺してしまう)についても先進国では2000年以降、1件も感染者がでていません(特殊なケースで1例アメリカであり)。
「性行為後できるだけ早く」受診することが重要です。(来院もしくはオンライン診療)
来院の方は、下記より「PEP・PrEP療法」メニューでご予約をお取りください。
アプリで検査結果確認
(初回受診時の採血結果説明) 。
1回分 | 3,300円 |
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5回分 | 11,000円 |
10回分 | 15,000円 |
後発薬: | Taffic |
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先発薬: | ビクタルビ |
PEPとは、曝露後予防(Post Exprosure Prophylaxis)の略語です。HIVに感染する可能性のある行為の後、72時間以内にHIVの薬を飲むことでHIVに感染するリスクを低下させる予防策のことです。このPEPには、「職業従事者PEP」と「非職業従事者PEP」の2種類があります。前者は医療機関などで針刺事故をきっかけに治療を開始することを指し、後者は性交渉などによってHIV感染を予防する目的で薬を飲むことを指します。当院では、後者の相談が圧倒的に多い状況です。ただし、どちらも薬や治療期間全く同じです。
HIV感染者の体液(精液・膣分泌液・血液など)の曝露があった場合やその可能性が否定できない方が対象になります。相手のHIV感染が不明な場合は、リスク行為によるケースバイケースで開始の判断をした方が良いので、KARADA内科クリニックの感染症専門医にご相談いただければ幸いです。
なお、性行為のリスクは肛門性交(受け手)>肛門性交(挿入側)>膣性交(女性)>膣性交(男性)>oral sexの順に感染リスクがあることが言われております。
【参照元】http://www.cdc.gov/hiv/policies/law/risk.html
性行為に関連したPEPの予防内服ではこの質問に答える明確な研究データがありません。医療従事者を対象とした研究では、時間経過とともに感染を防げる確率が経時的に低下することが示されたデータがあります。したがって、できるだけ早く内服することが大事と考えられます。ただし、現時点でHIVに一度感染すると、治癒するための薬は世の中に存在しません。感染を成立させないことが重要だと考えられております。皆様がリスクを感じてこのHPを今ご覧になられていると思います。現在、医療者として推奨できる治療はこれしかありません。高価な薬ではあり、時間経つとその効果も下がる可能性もありますが、限られた感染予防の望みの策としてご検討いただき、当院では治療開始前に十分に感染症専門医とご相談いただくことが可能です。ご相談ください。
本当に正常皮膚のみにしか精液や膣分泌液あるいは血液などが付着したと言えるのであればPEPを開始する必要性は限りなく低いと言えると思います。それは、過去に医療従事者を対象とした研究でHIV-1の曝露後感染成立を確認した研究で、粘膜暴露で0,09%(1/1143人)の感染成立、皮膚接触で0%(0人/2712人)という報告(Ann Intern Med.1990;113(10):740.)があります。このことからも皮膚接触のみでは感染しないと言えるでしょう。ただし、本当に正常皮膚以外での接触がないのかどうか言い切れない限りは、予防の治療の対象になり得るかと思います。
米国における職業関連感染に限定した報告になりますが、1名(詳細不明・特殊環境下での感染)を除き、1999年以降PEP治療導入後HIV感染成立した例はないという報告があります。また、英国でも同様の期間で感染者の報告は一人もないということがわかっています。それまで数百人の感染成立+疑い症例があったことを考えるとその治療のパワーを実感することができるのではないでしょうか。
B型肝炎ウィルスに感染している方は、この薬の使用を中止するとB型肝炎が悪化することがあります。もし元々B型肝炎を患っていらっしゃる方は、KARADA内科クリニックの感染症専門医に是非ご相談ください。
また、気づかないうちにすでにHIV感染があった、という方が検査もせずに内服を初めてしまうと、後の治療に影響が出る可能性があります。PEPを開始する前には必ず「内服する時点ですでにHIV感染がないかどうか」を調べておくことが重要です。
ジェネリック薬品とは、一般的に新薬と同じ有効成分を含む医薬品のことを指します。新薬は研究開発投資が大きいこと、また発売後に一定期間有効性・安全性を評価するため、それらの費用を加味した価格が設定されています。一方で、ジェネリック薬品はその開発費が100~1000分の一程度に抑えられると言われており、安価で皆様の元に効果を同じくして提供することが可能になっております。ただし、海外から輸入する事となるPEP/PrEPのジェネリック医薬品は万が一副作用が生じても、国内の健康被害救済制度は適応とならない点だけご理解ください。
PrEPはPEPと異なります。PEP( Post– Exposure Prophylaxis「曝露後予防内服」)とPrEP(Pre-Exposure Prophylaxis「曝露前予防内服」)の主な違いは、PEPはHIVに暴露したと考えられる性交渉「後」に服用され、PrEPは性交渉「前」に毎日継続して服用される点です。
いいえ。薬はできるだけ決めた時間に飲みましょう。初回に内服した時間にできるだけ翌日以降も合わせて内服してください。薬というのは用法を守ることで期待される効果が発揮されます。せっかく購入して、予防を講じるのであれば、予防効果を一番期待できる飲み方で使用しましょう。ただし、万が一飲み忘れてしまったとしても、その日のうちであれば速やかに内服していただいて構いません。
こちらをご確認ください。