- 医学博士
- 日本感染症学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定医
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
- 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
- 日本エイズ学会認定医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
風俗を利用したことによって多様な懸念を抱いてクリニックを受診される方は実に多くいらっしゃいます。
そのような方に感染症専門医として、その不安を緩和させられるような情報提供をと思いブログを公開しました。
以下、ご参照ください。
※フローチャートはあくまでも参考までに、受診の上、是非気軽に感染症専門医に相談ください。
不安は主に、次の2パターンの状態にあると思います。
症状があるということは何かしら原因が必ずあります。みなさん、「もしや」「まさか」「これがあの噂の」そんなキーワードを押し並べて診察室で語ってらっしゃいます。
症状がありますと、保険診療を用いて、診療すすめることができます。従って、自費診療より大幅に安価で医療を受けることができます。(当院は保険適用クリニックです)
また、症状を抱え、性感染症を心配される皆さんも、次の2パターンで当院を受診されます。
性感染症orそれ以外によるものかよくわからないので、当院へ相談のために来院
感染症専門医とは言えども、基本的には内科医です。性感染症以外のことは、“分からない“、“診られませんと“いうことはないですので、ご安心ください。
十中八九、性感染症だと思って来院された患者さんも、実はコロナウイルスによる咽頭炎だったということもしばしば経験するところです。
他医療機関受診後、症状改善が乏しく、性感染症を心配され来院
よく診察室内で耳にする言葉として、「普通の内科で特に異常なし、普通の風邪と言われたがなんか違うと思う」「内科で治療したけどもよくならない」です。
症状がありますと、保険診療で診療を進めることができます。症状/性行為の状況などの問診、また診察を通じて、皆さんのお困りの症状を引き起こしている病気を見つけ、治療できればと思っております。
私たちKARADA内科クリニックに所属する感染症専門医は大変多くの性感染症診療の経験があるため、性病は診療得意分野であり、つつがなく診療・治療を進めることができると思います。お力になれることが多いと思いますので是非ご相談ください。
誤ってゴムなしで挿入してしまったり、性行為の途中でゴムが外れたり、破れたりしてしまったなどで不安が高まった場合の解説をいたします。
HIV(エイズ)感染症は、確かに大変な病気であります。皆様もご存知の通り、性感染症の一つであり、現在の医療では通常完治をすることができず、生涯内服をしながら治療をしていかなければならない病気の一つです。
皆さんが懸念されるHIV感染症は、感染を成立させないことがとても重要です。そして、その手立てが当院にはあります。HIV曝露後予防という治療方法です。この治療は性行為後72時間以内に薬を内服することで感染を成立させないことを実現する治療です。
当院でも既に多くの方に処方をしています。気になる方は以下のリンクをチェックしてください。
性行為後72時間以内にドキシサイクリン(商品名:ビブラマイシン)という抗菌薬を200mg内服することにより、梅毒、淋菌、クラミジアを予防する方法があります。
性行為の状況(性行為からの時間経過・性行為のパターン・相手の状況・症状の有無など)の問診によって、どのような病気を懸念して、何を検査すべきか、個別具体的に当院の感染症専門医によって提案をすることが可能です。
なお、KARADA内科クリニックでは、セット検査(全般的に性感染症を丸ごと検査するなど)を用意しております。適切な時期に適切な範囲の検索を実施するために、いろいろな角度から病気のリスクを考慮して、検査の推奨を感染症専門医が皆さんと共に考えご提案します。
性感染症を日ごろから予防するには、薬やワクチンなど様々な選択肢があります。
お薬を飲むことでHIVを99%予防する事ができます。毎日お薬を飲むデイリープレップと、特定の日に飲むオンデマンドPrEPという予防法があります。例えば予め風俗に行く日が決まっているなど管理ができるのであればオンデマンドPrEPという方法も検討しましょう。
以下の性病を予防する事ができます。
費用はこちらをご確認ください。
以上、「先日風俗を利用したあなたへ」ということで、今日はその皆さんがどんな状況にあり、その皆さんが何を実施することで不安を解消することができるのか想像しながらブログを書き進めてみました。不安は一人で抱えるのではなく、“是非気軽に感染症専門医に相談ください”というのが最大のメッセージです。皆さんのお役に立てられればと思っております。