B型肝炎

B型肝炎

B型肝炎ウイルスが感染することにより起こる感染症です

急性の肝障害が起こり、悪化すると入院が必要になってしまいます。中には1%程度の確率で劇症化と言って命に危険がおよぶ重篤な状態になってしまうこともあります。感染者の血液や精液中にB型肝炎ウイルスは含まれ、輸血やセックスによって感染が起こり、その感染確率は30-40%と非常に高いです。

B型肝炎の症状

  • 無症状
  • 発熱、だるさ
  • 目・顔が黄色い→黄疸
  • おしっこが濃い→濃色尿
  • 肝臓の数値が上がる(肝機能障害)
  • 吐気、嘔吐
  • 食欲低下
  • みぞおちが痛い・重い→肝腫大
  • 関節痛

B型肝炎の詳細

感染経路
性行為(セックス、オーラルセックス、アナルセックス)
潜伏期間
平均3カ月(1~6か月)
検査方法

採血(リスクのある行為から約7-100日後に受けられます)

診断

HBs抗原・IgM-HBc抗体測定
(症状がでているころには検査で見つけることが可能です)

B型肝炎の治療方法

多くの場合自然に治りますが、多くの場合入院が必要です。
感染が慢性化(ウイルスが消えず、体の中に留まってしまった状態)したり、劇症肝炎に移行してしまった場合には、インターフェロンや核酸アナログ製剤という薬を使用することもあります。

治療後の経過

一度感染すると抗体ができ、今後感染しないようになります。抗体とはウイルスをやっつける武器のようなものです。この抗体ができたかを採血で確認します。また、B型肝炎ウイルスはいくつか種類があり、種類によっては10%くらいの割合で慢性化してしまいます。

B型肝炎の予防法

コンドーム(オーラルセックスの際も必要)/B型肝炎ワクチンの接種

記事執筆者

KARADA内科クリニック 五反田

院長 佐藤 昭裕

KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医。

総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。性感染症(性病検査)も専門とする。
「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。

東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。
-著書『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』
●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演中 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

認定資格

  • 医学博士
  • 日本感染症学会専門医・指導医
  • 日本内科学会認定医
  • 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
  • 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
  • 日本エイズ学会認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 臨床研修指導医(厚生労働省)
  • 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)

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