ヒトパピローマウイルス(HPV)が引き起こす性病です
痛みやかゆみを伴わないイボのようなものが性器、肛門周囲にできます。イボのようなものを直接見たらいいのですが、自覚症状がないため、気づきにくい性病です。塗り薬だけで治らない場合は外科的に切除をする必要もあります。
尖圭コンジローマの症状
- イボが肛門や性器にできる
- イボが集まってカリフラワーのようになる
尖圭コンジローマの詳細
- 感染経路
- 性行為(セックス、アナルセックス)
イボの中にウイルスは多く含まれており、セックスにより皮膚や粘膜の微小な傷から侵入します。
- 潜伏期間
- 数週間-3か月
- 検査方法
-
特にありません
- 診断
-
- イボを見て診断します
尖圭コンジローマの治療方法
塗り薬や液体窒素による凍結療法、外科的切除などがあります
治療後の経過
再発することもあり注意が必要です。免疫ができないので、何度でも感染します。
尖圭コンジローマの予防法
コンドーム
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佐藤 昭裕
院長 : KARADA内科クリニック
KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医。
総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。性感染症(性病検査)も専門とする。
「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。
東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。
-著書『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』
●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演中 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

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