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風俗利用後の性病不安の対処法を専門医が解説

風俗を利用したことで、今色々な感情、中には不安を抱いている可能性があると感染症専門医として推察します。なぜなら、風俗を利用したことによって多様な懸念を抱いてクリニックを受診される方が後を絶たないからです。

そのような方に医師として、感染症専門医として、少しでもその不安を緩和させられるような有益な情報提供をと思いブログを公開しました。

また、最近では、男性のみならず女性用の風俗もあるため、性別を問わず風俗利用された後に、当院受診されている患者さんがいらっしゃいます。そのような背景からも、男女問わず多くの方にとって役に立つ内容になるように話を進めていきたいと思います。

まず先に風俗利用後の不安解決チャートをご紹介いたします。

風俗利用後の不安解決チャート

 

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※性感染症はとても個別ケースが高いです。様々な状況や心理的な状況が起こり得ます。フローチャートはあくまでも参考までに、受診の上、是非気軽に感染症専門医に相談ください。

今症状はありますか?
〜症状あれば保険診療へ〜

 

利用後に抱く不安のほとんどは病気を患ったのではないかという感情に基づくものが多いでしょう。さらに紐解けば、ここでの病気というもののほとんどが、かつてどこかで聞いたことがある馴染みの薄い性病(性感染症)という病気を想起されているのかと思います。

これを想起される方にも、次の2パターンの状態にあると思います。

  1. 不安①:有症状によって湧いた不安
    症状が出現したために、検索をしたことで性病にたどり着いた。自分も何かの性感染症を患っているのではないか?という不安が湧いてきた。
  2. 不安②:無症状だけども湧いてきた不安
    特に症状はないが、確か性行為によって病気になるって聞いたことがある、ネットで色々見ていたら何かに感染したのではないかという不安が湧いてきた。

 

不安①
有症状によって湧いた不安

 

この不安を抱いて、来院される患者さんへの対応は、診療の王道とも言えるかと思います。症状があるということで何かしら原因が必ずあります。みなさん、「もしや」「まさか」「これがあの噂の」そんなキーワードを押し並べて診察室で語ってらっしゃいます。そして、その推論は往々にしてよく当たり、性感染症が大抵発見されます。患者さんの声は本当に診療において有益な情報であるとよく考えさせられるところです。

症状がありますと、保険診療を用いて、診療すすめることができます。従って、自費診療より大幅に安価で医療を受けることができます。(当院は保険適用クリニックです)

また、症状を抱え、性感染症を心配される皆さんも、次の2パターンで当院を受診されます。

他医療機関受診後、症状改善が乏しく、性感染症を心配され来院

よく診察室内で耳にする言葉として、「普通の内科で特に異常なし、普通の風邪と言われたがなんか違うと思う」「内科で治療したけどもよくならない」です。皆さんのご指摘は確かにもっともであり、通常の風邪として診療していてよくならない時に教科書的にも性感染症を検索することは妥当だと思います。
症状がありますと、保険診療で診療を進めることができます。症状/性行為の状況などの問診、また診察を通じて、皆さんのお困りの症状を引き起こしている病気を見つけ、治療できればと思っております。
性感染症診療において、必ず当院の感染症専門医が皆さんのお力になれるかと思います。

性感染症orそれ以外によるものかよくわからないので、当院へ相談のために来院

感染症専門医とは言えども、基本的には内科医です。感染症以外のことも考慮して、症状の原因が何かを探る、症状を抑えるための治療薬の処方など、総合的に診療を進めさせていただきます。性感染症以外のことは、“分からない“、“診られませんと“いうことはないですので、ご安心ください。
十中八九、性感染症だと思って来院された患者さんも、実はCOVID-19による咽頭炎だったということもしばしば経験するところです。皆さんが特に気掛かりになっている性感染症について丁寧に診療しながら他の原因についても内科医として感染症専門医として対応して参ります。

 

上記のどちらにも言えることですが、症状を持って来院される方の診療はある意味でとてもシンプルです。手がかりが多いので、高率に診断・治療へと結びつけることができます。
私たちKARADA内科クリニックに所属する感染症専門医は大変多くの性感染症診療の経験があるため、クリニックの得意分野であり、つつがなく診療・治療を進めることができると思います。お力になれることが多いと思いますので是非ご相談ください。

不安②
無症状だけども不安 

 

次にこの不安について説明していきたいと思います。この不安はさらに二パターンに分けることができるのではないかと思います。

無症状であるが、HIV感染症が心配

HIV感染症は、確かに大変な病気であります。皆様もご存知の通り、性感染症の一つであり、現在の医療では通常完治をすることができず、生涯内服をしながら治療をしていかなければならない病気の一つです。また、高額の医療費がかかることから、身体障害者や各種手続きを経て、病気と付き合っていかならなければなりません。

ただ、誤解されがちなのは、今すぐに命に関わる病気というわけではありません。適切に治療を行うことで寿命を短くしたりする病気ではなくなってきております。治療、内服の負担もとても軽減されてきております。

以上より、“HIV感染症=大変な病気である“という一般的な認知が進んできたことから、一にも二にもこの“HIV感染症”を心配され当院を受診される方がいらっしゃいます。風俗利用をした方の中で、コンドームを装着していなかった方、記憶が曖昧な方などから、特にこの感染症への懸念をいただきながら、来院されております。

皆さんが懸念されるHIV感染症は、感染を成立させないことがとても重要です。そして、その手立てが当院にはあります。HIV曝露後予防という治療方法です。この治療は性行為後72時間以内に薬を内服することで感染を成立させないことを実現する治療です。
つまり、皆さんのHIV感染への心配を払拭することができるのではないでしょうか。お値段が高いことが皆様のご負担にもなりかねませんが、当院は後発品(ジェネリック薬品)をご用意しております。少しでもHIV感染症への懸念を持った皆様のお力になれればという思いでご用意させていただいておりますので、正規品より安価に提供することができます。ご活用いただければと思います。

 

無症状であるが、何か性感染症をもらったのではないかという心配

検索すると、性行為関連の病気はHIVのみならず多様な病気があることを認識するでしょう。そして、病気に関する膨大な情報を目の当たりにし、不安に駆られることでしょう。

無症状にも関わらず、皆さんが本当に困っていらっしゃることは日々の診療の中でよく感じます。ただ重要なメッセージとして、HIVを除く性感染症の多くのケースは病気を発見すれば基本的には治療可能です。病気を見つけることが大事であるとも言い換えられるでしょう。
性行為の状況(性行為からの時間経過・性行為のパターン・相手の状況・症状の有無など)の問診によって、どのような病気を懸念して、何を検査すべきか、個別具体的に当院の感染症専門医によって提案をすることが可能です。もちろん前述の通り、性行為後72時間以内であればHIV感染症の感染を成立させないPEP治療につなげることも、必要性があれば行います。皆様の質問や相談に過不足なく当院は対応することができるでしょう。

なお、KARADA内科クリニックでは、セット検査(全般的に性感染症を丸ごと検査するなど)を用意しております。適切な時期に適切な範囲の検索を実施するために、いろいろな角度から病気のリスクを考慮して、検査の推奨を感染症専門医が皆さんと共に考えるように努めます。是非来院をお待ちしております。

 

 

以上、「先日風俗を利用したあなたへ」ということで、今日はその皆さんがどんな状況にあり、その皆さんが何を実施することで不安を解消することができるのか想像しながらブログを書き進めてみました。不安は一人で抱えるのではなく、“是非気軽に感染症専門医に相談ください”というのが最大のメッセージです。皆さんのお役に立てられればと思っております。

診察室内で、不安に駆られていた患者さんが、相談・検査・場合によっては治療を経て、その不安から解放されている姿を私たちは本当にしばしば拝見します。お気軽にご相談いただければと思いますので、ご遠慮なく受診を。

最後に、不安に関して少し解説させて頂きたいと思います。

その不安どうして湧いた?

風俗利用は、利用前の感情(興奮や高揚など)が一変、一夜にして、どうしてこのように劇的な感情変化をきたし、人々を不安にさせるのでしょうか。

 

おそらく性行為によって患う“性感染症”という病気の特徴を説明することでその不安が生じる訳が理解できると思います。

 

一つは、馴染みが薄い病気という特徴です。

まず皆さんにとっても馴染みが薄いと言えるでしょう。「喉が痛い」や「咳が出る」という症状は、典型的な風邪症状であり、人生においてもしばしば繰り返し経験します。一方で、性感染症の典型的な症状は、排尿耳痛、膿が出る、おりものが多い、隂部の周辺が腫れているなどです。これらは、ご自身の人生において初めて自覚されたものかもしれません。「なんだ、これは!今まで経験したことがない。」と驚かれて受診されることもしばしばあります。このような馴染みの薄さ、未経験の症状は皆さんを不安にさせるのかも知れません。

なお、性感染症は実は皆さんにとってのみならず、医師や医療者においても馴染みが薄い、あまりよくある病気ではないと考えられております。性感染症を心配して受診されるのは、大きな病院ではなく、クリニックさらに言えば、性病科や婦人科や泌尿器科など限られた医療機関や診療に集中して受診されます。そのため、医療者にとっても馴染みが薄い病気になっているのかもしれません。診察をする側も受ける側も馴染みの薄さを持ち合わせることで、患者さんの不安を助長しているのかも知れませんね。

 

二つ目が、相談がしにくいという特徴です。そもそも性行為関連の話があまりなされない、家族や兄弟あるいは友人関係にあってもそのような話がタブーである、活発になされることが少ない文化・社会的な背景が関係しているかも知れません。この他者へ相談しにくい日本の文化があり、必然的に現状ではインターネット上で相談が展開されることが多いように見受けます。インターネットを見て回った結果、患者さんは不安を煽るような記載を目にしたり、不適切な情報や表現によって誤解から過剰に懸念が助長されたりしています。自身の状態を誤認しながら、受診に至っている方もしばしばいらっしゃいます。心配すること自体が悪いことでは決してありませんが、正しい情報によってその感情を抱くべきであり、わたしたちも日々情報共有をしていきたいと課題として考えるところです。

 

以上のような理由からも、過去に経験のない症状を伴う病気であり、加えて、適切な相談相手がなく、患者さんが結果として一人で不安と闘っているのではないでしょうか。これが、私が考える、「患者さんが一夜にして、性風俗を利用した後に過度に不安を抱く」ことの理由です。過度に不安と戦うことなく、適切に診療を受けることができるようになればと心から願っております。

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田中雅之

渋谷院長KARADA内科クリニック渋谷
KARADA内科クリニック渋谷 院長 【資格】医学博士、日本感染症学会専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医、日本内科学会認定総合内科専門医、日本医師会認定産業医、臨床研修指導医(厚生労働省) 東京だけではなく、北海道のオーホーツク海を目の前にしながらも総合内科医としてその地域に根ざした診療に従事してきた。また、内科の専門として感染症専門医としてもこれまで一般的な感染症診療のみならず、ワクチン接種や性感染症やHIV感染症などの診療にも取り組んできた。 また、研究者として、医療現場の日常に潜む倫理的な課題にも向き合いながら学会や論文で発信を続けている。

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