- 医学博士
- 日本感染症学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定医
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
- 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
- 日本エイズ学会認定医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
HIV感染症の方が、「エイズ指標疾患」といわれる病気を発症してしまうと、エイズ(AIDS)といわれる状態になります。治療薬が非常に良くなってきているため、早期に発見し治療を開始すれば、非感染者とほぼ同じだけの寿命を全うすることができるようになってきています。
現在のところHIV感染症を「完治」させることはできません。しかし、抗HIV薬を毎日忘れず飲み続ければエイズを発症させることなく、血液中にいるHIVをほぼ見つけられないくらいに減らすことができます。
エイズを発症してしまった場合には、まずその原因となった病気の治療を行います。その後HIV感染症自体の治療として抗HIV薬を内服開始することが多いですが、病気によっては抗HIV薬を同時に開始することもあります。
エイズ発症前に抗HIV薬による治療を開始した場合には、1~3カ月ごとに病院・クリニックへ通院し、毎回採血検査を行います。血液中のHIV量や免疫の状態をあらわすCD4細胞数を測定し、治療が上手く行えているかを見ていきます。
コンドーム(オーラルセックスの際も必要)
PEP(曝露後予防):
性行為の相手がHIVに感染していることがわかっている、もしくは後から判明したときに、抗HIV薬を内服することで99%以上の予防効果がある予防法です。当院でも多くの方に処方実績があります。
PrEP(曝露前予防):抗HIV薬をあらかじめ毎日1錠内服し続けることによって、HIV感染を予防します。日本でも既に多くの方がこの予防法を始めています。