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咽頭淋菌

咽頭淋菌

淋菌(Nisseria gonorrhoeae)がのどに感染すると咽頭淋菌になります

ほとんどの場合で無症状であるため、気づかないうちに感染していることが多いです。性器への感染が無くても咽頭に感染していることもあるので注意が必要です。

  • 無症状
  • のどの違和感・痛み
  • のどの見た目は異常なし
  • 近くのクリニックで咽頭炎と診断されたけど治らない

詳細

感染経路
性行為(オーラルセックス、キス)
潜伏期間
2-7日間
検査方法

うがい液、咽頭ぬぐい液 (感染の機会から24時間後に受けられます)

診断
  • 核酸増幅法(NAAT):リアルタイムPCR法、TMA法、SDA法
  • 培養法

治療方法

抗生物質の点滴

基本的には1回の治療で終了しますが、最近は抗生物質の効きにくいタイプがいたり、クラミジアの混合感染もあるため、内服薬を併用することもあります。筋肉注射の抗生物質はのどへあまり届かないため、点滴が推奨されます。

治療後の経過

治ったかの確認は2~4週間後に再検査を行います。
検査のタイミングが早いと、菌の死骸(死菌)の影響で、本当は治っているのに検査が陽性になってしまう(偽陽性)ことがあります。治療後にも症状が続く場合には、抗生物質の耐性菌による治療失敗や再感染、その他性感染症の合併が考えられますので、再度検査が必要です。

予防法

コンドーム(オーラルセックスの際も必要)

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佐藤 昭裕
KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医。 総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。性感染症(性病検査)も専門とする。 「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。 東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。 -著書『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』(20年7月15日発売予定)