性交後、急な発熱・
熱が続く・倦怠感

性交後、急な発熱・
熱が続く・倦怠感

性行為をした翌日以降に発熱症状が出てきてしまい、「セックスが原因で何か性病が感染してしまったのか?」それとも「風邪やコロナ・インフルエンザなのか?」不安になる方は多いかと思います。

性行為後の発熱原因

大きく分けると以下の2つの可能性が考えらえます

①性感染症(性病)が原因で発熱

②インフルエンザやコロナ、風邪

風邪等も性病も、どちらも経口感染してしまいます。
経口感染とはキスなど唾液の交換などを指します。

こんな症状がある方は性感染症(性病)の可能性があります

  • コロナ・インフルエンザの検査が陰性だった
  • インフルエンザのような症状が治らない
  • 急に熱がでたが、咳など熱以外の症状がなくだらだら続く
  • 熱が出て内科に行ったが治らない
  • 熱と皮疹(ブツブツ)がある
  • セックスの後から倦怠感が続いている

性病は放っておいて自然に治ることはありません。他人に知らぬ間にうつしてしまっているかもしれません。 すぐにクリニックで検査を行い、治療を開始しましょう。

詳細解説動画

どんな場合に、どのような発熱が出るのか?検査する場合は行為からどれくらいの期間を空ける必要があるのか?など詳細に解説しています。

淋菌・クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマによる発熱の特徴(簡易説明)

  • のどに感染すると熱が出る事が多くあります
  • 尿道に感染した時は熱が出る事は稀だが、可能性は0ではない
  • 熱の他に、のどの痛み、イガイガなどがある

梅毒感染による発熱の特徴(簡易説明)

  • 第1期・第2期梅毒ともに発熱の症状がでる事もある。梅毒は様々な症状が出る

HIV感染による発熱の特徴(簡易説明)

  • 感染した場合、行為があった2-3週間後(最大6週間後)に関節痛を伴う発熱がある
  • 普通の風邪とは違い、熱が1-2週間続く事が多い
  • 身体に皮疹(ブツブツ)が出る事もある
  • 半分くらいの方は症状が出ない人もいるので要注意

考えられる疾患

検査や治療について

診断するには、尿検査や血液検査を行います。治療は抗生物質の点滴や内服薬、筋肉注射などで行います。治療後にはしっかり治ったか、確認検査をしましょう。

性病ではない発熱も専門です

当院は内科を併設しており、性感染症以外の発熱(コロナやインフルエンザ・風邪)なども専門として診察しております。唾液などを介して感染する可能性は十分にありますので、合わせてご相談ください。もちろん保険診療も適用されますので、性感染症か悩ましい時も是非当院にご相談ください。

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記事執筆者

KARADA内科クリニック 五反田

院長 佐藤 昭裕

KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医。

総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。性感染症(性病検査)も専門とする。
「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。

東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。
-著書『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』
●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演中 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

認定資格

  • 医学博士
  • 日本感染症学会専門医・指導医
  • 日本内科学会認定医
  • 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
  • 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
  • 日本エイズ学会認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 臨床研修指導医(厚生労働省)
  • 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)

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